

ALOHA PLACE東京とは
私たちは、
オーバードーズや自傷、不登校やひきこもりといった行動だけを
見ているのではありません。
その背景にある孤独や生きづらさ、助けてと言えない苦しさに
目を向けています。
ここでは、問題を解決することよりも、
安心して人とつながれることを大切にしています。
私たちが若者をどう理解し、
どのような想いで活動しているのかをお伝えします。

ALOHA PLACE 東京は、医療や福祉による専門的な支援を置き換える場ではありません。
しかし、支援につながる前の段階で立ち止まっている若者や、相談する前の不安や孤立を抱えた若者にとって、安心して人と関われる入口でありたいと考えています。
若者が自分のペースで人とつながり、必要なときには適切な支援へとつながっていけるように。
私たちは、医療・福祉・行政・学校の皆さまと補い合いながら、若者がひとりで抱え込まなくてよい地域をつくっていきたいと考えています。
WHY

なぜ、この場所をつくったのか
ALOHA PLACE東京が生まれた背景には、出会ってきた若者たちとの関わりがあります。
話を聞いていくと、薬のことそのものよりも、
家族のこと、
孤立してきたこと、
自分を大切に思えないこと、
うまく言葉にできない苦しさを抱えている若者が少なくありませんでした。
また、既存の支援の場の中では、
そうした苦しさが十分に受け止められず、生きづらさそのものよりも、
行動だけが見られてしまう場面もありました。
けれど、評価や指導を急がずに関わると、
若者たちは少しずつ心を開き、自分の言葉で気持ちを話してくれるようになりました。
私はその経験を通して、若者には既存の支援だけでは届かない部分があり、
安心して人とつながれる、もうひとつの居場所が必要だと考えるようになりました。
ALOHA PLACE東京は、そうした原体験から生まれました。
ひとりで抱えてしまっている若者が、
安心して人とつながり、
自分の言葉を少しずつ取り戻していける。
そんな場所をつくりたいと考えています。

OUR UNDERSTANDING
私たちは若者をどう理解するか
今見えている姿の背景には、言葉にならない思いや、誰にも見えなかった苦しさがあるかもしれません。
私たちはまず、その人が抱えてきたものを理解しようとすることから関わりを始めたいと考えています。

孤独
ひとりで抱え続けてきたこと

生きづらさ
うまく言葉にできない苦しさ

傷ついた経験
心に残り続けている出来事

自己否定
自分を大切に思えないこと

助けを求められない苦しさ
本当は助けてほしいのに言えないこと
HOW WE WALK ALONGSIDE
私たちはどう関わるか
私たちは、若者を急いで変えようとはしません。
問題を解決することよりも、まず安心できることを大切にしています。
人は安心できる関係の中でこそ、少しずつ自分の力を取り戻していくと考えているからです。

問題ではなく
その人を見る

正しさより
安心を大切にする

人生の主語を
本人に返す
私たちが大切にしていること
WHAT MATTERS TO US
私たちは、若者を急いで変えようとはしません。
否定せず、急かさず、雑に扱わず、安心できる関係の中で、
その人が少しずつ自分の力を取り戻していくことを大切にしています。

問題をすぐに解決しようとしない
困りごとを急いで整理したり、すぐに答えを出したりすることを目指しません。
まずは、安心してここにいていいと思えることを最優先します。

相談より雑談を大切にする
いきなり悩みを話すことは、多くの若者にとって大きな負担です。
何気ないやりとりの中で、少しずつ安心できる関係が生まれることを大切にします。

OD・自傷をSOSとして受け止める
それらを責めたり、善悪だけで判断したりしません。
背景にある苦しさや孤立に目を向け、本人の尊厳を守る関わりを大切にします。

尊厳を守る関わりを大切にする
どんな状態であっても、一人の人間として尊重します。
変えようと急がず、その人のペースや選択を大切にします。

必要なときは関係機関と連携する
必要に応じて医療・福祉・行政・学校などと連携し、適切な支援への橋渡しを行います。
OUR VIEW OF RECOVERY

私たちが考える回復
回復とは、
薬をやめることではありません。
私たちが大切にしている問いは、「どうしたらODをやめられるか」ではなく、
「本当はどんな人生を生きたいのか」です。
問題を解決することは目的ではありません。
その人が自分らしく生きることが目的です。
回復とは、
生きることだけで精一杯だった人が、「私はどう生きたいだろう」を考えられるようになること。
そして、自分の人生を自分の言葉で選び直していくことです。
MESSAGE
生きていると、うまくいかない時があります。
学校に行けなくなったり、人との関係に疲れてしまったり。
将来のことがわからなくなったり、自分には価値がないように感じてしまったり。
誰にも言えないまま、ひとりで抱え込んでしまうこともあるかもしれません。
でも、つらい時に苦しくなるのは、あなたが弱いからではありません。
ひとりで頑張りすぎていたり、
安心して頼れる場所が見つからなかったりするだけなのかもしれません。
私自身も、新型コロナ肺炎やうつ病を経験し、
「この先どう生きていけばいいのだろう」と立ち止まった時期がありました。
そんな時、人生を変えてくれたのは、
「頑張れ」という言葉ではありませんでした。
信じてくれる人。 話を聞いてくれる人。
安心して弱さを見せられる場所。
そうした出会いの中で、少しずつ人生を取り戻してきたのだと思います。
人は過去だけで決まる存在ではありません。
これまで何があったとしても、
これから何を大切に生きたいのかは、自分で選ぶことができます。
私は、それを志と呼んでいます。
大きな夢でなくてもいい。
好きなことを続けたい。
安心して暮らしたい。
誰かを大切にしたい。
そんな小さな願いも、その人らしい大切な志だと思っています。
ALOHA PLACE 東京が、
「ここに来ると少し安心する」と思える場所になれたら嬉しいです。
無理に変わらなくていい。
うまく話せなくてもいい。
少し休んで、少し話して、自分のペースで前に進んでいけばいい。
ここが、あなたにとって安心して戻ってこられる場所のひとつになれたら、
とても嬉しく思います。
あなたがあなたらしく生きていけることを、心から願っています。
ALOHA PLACE東京
棚橋 亮弘
精神保健福祉士/ キャリアコンサルタント